about KUMU

仏像に彩色を施すことを荘厳(そうごん)といいます。

彩り豊かな絵具や、きらびやかな金箔を使い

華やかな世界を表現する仏像彩色の世界。

そんな仏像彩色の職人が、生み出すアクセサリーが

『 汲む 』-KUMU- です。

1000年の時を経て仏教美術とともに

受け継がれてきた技法、画材をそのままに

繊細で美しいアクセサリーへと生まれ変わりました。


截金 -kirikane-


4枚に焼き合わせた金箔を糸状に切り分け、その金箔で文様を織りなす伝統技法です。

2本の筆を使い、1本の筆に金箔を巻きつけ、もう1本の筆でふのりをつけながら金箔を貼り付けていきます。

通常はふのりと膠で金箔糸を貼りますがそこに接着強度の高い漆を代用した独自の技法《漆截金》を発案しました。

截金をもっと身近に感じられるよう、手で触れて、使う、工芸品として生まれ変わらせています。



漆絵 -urushie-

木の表面に金箔を押しその上に漆で唐草や文様を描きます。

漆で描かれた細密な文様の隙間からキラキラ光る金箔が繊細な美しさを醸しだします。


色漆 -irourushi-

日本画の画材に使用される使用される水干絵の具を細かく砕き、漆に練り合わせたもので何度も摺り込み、木地を発色するという独自の技法です。

漆は紫外線に当たると本来の茶色い色味が退色してゆくため、だんだんと色味を鮮やかになります。経年の変化を楽しめるアクセサリーです。