汲む − KUMU −『 時代の流れを汲む現代のアクセサリー 』截金、 彩色、 金箔押し、 漆塗り、 漆絵、それらの伝統工芸は何百年ものあいだ、姿形を変えながら人々の手から手へ引き継がれてきましたはるか昔から流れてきた先人の想いたちをそっと両の手で汲みあげるようになぜか懐かしく、そして優しい存在として“汲む”のアクセサリーがあなたの一生ものになれたら幸いです小塚桃恵(こづかももえ) / 截金彩色師H23年、京都伝統工芸大学校木彫刻科卒業。授業の一環で受けた木彫刻彩色に魅了され、彩色の道に進むことを決意。在学中は日本画を学び、卒業後は仏像彫刻、修復を行う京都の工房へ弟子入り。彩色師として経験を積みながら、独学で截金を勉強し、截金師として経験を積んだ後に独立。現在は埼玉県熊谷市に拠点を移し、仏師である夫とともに仏像仏具の制作、修復を行なっている。仕事で彩色・截金・漆に触れるなか、これらの伝統技法をなにかに活かせないかと自身のアクセサリーを作ってみたことをきっかけに、伝統工芸を装身具として身近に感じることの楽しさを知り、アクセサリー制作を始める。◎截金とは?日本では飛鳥時代から引き継がれてきた伝統技法です。4枚に焼き合わせた金箔を糸状に切り分け、その金箔で文様を織りなします。2本の筆を使い、1本の筆に金箔を巻きつけ、もう1本の筆でふのりをつけながら金箔を貼り付けていきます。接着に使用されるふのりは自然素材のため強度が弱く主に仏像、仏画などの直接手に触れることのない美術品とともに発展してきました。汲む−KUMU−のアクセサリーはそんな截金をもっと身近に感じられるよう、ふのりの替わりに漆を使うことで耐久性を上げる〝漆截金〟という独自の技法を用いて截金を施しています。また、落ち着きのある上品な雰囲気を表現できるため、使用する材料はとことん日本古来からある自然の素材にこだわり、伝統工芸品の価値を損なわないようにしています。